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現在私たちが看板の様々な照明として使用しているのがLED(発光ダイオード)です。 LED技術の革新は目を見張るものがあり、街中でも看板だけではなく各種のライトアップや信号機などでも見かけることができるようになりました。LED開発当初は赤色と緑色が電光掲示板などで使われてきました。そこへ日本が誇る大発明、青色LEDが登場し「光の三原色」の赤、緑、青が揃ったことでフルカラー表示が可能になったLEDは、急速に多方面で利用されるようになりました。現在は街頭の大きなスクリーンや携帯電話のカラー画面でLEDが活用されています。また現在は白色を出すことも出来るようになり、蛍光灯代わりの照明がLEDとなる日は近いと言われています。

LEDの利点については「効率がいい」ということがまず挙げられます。従来の電球を点灯させているとビックリするほど高温になりますが、LEDはというと光は出しますが熱は出しません。これはエネルギーを無駄なく光にすることが出来るためで、消費電力が少なく、長持ちするという利点につながります。前述したLED信号機も「LEDの寿命の長さ」により通常の電球交換と比較にならないほどメンテナンス頻度が減るためにかなりの経費削減になっているそうです。これが次々とLED信号機が増え続ける理由なのです。

看板屋的なLEDの利点はと言いますと、まず上記の効率がいい、という特徴は「電気代が安く球が切れない」と、なんともお客様にとって大変分かりやすい利点であり、お客様にお奨めする立場としては大変説明しやすい商品であります。造り手として考えた場合には、球の一つ一つが小さいため作品が細かかったり複雑な形状でも製作が可能になったのは嬉しい限りです。厚みを抑えられ、なおかつ熱を発しないため室内のオブジェなどにも積極的に取り入れることができます。 写真は同じワクに比較のため一方はネオンを、もう一方はLEDをそれぞれ設置してみたものです。注目していただきたいのはそれぞれの光源に乳白色のアクリル板を被せた部分です。同じオレンジ色のはずなのに明らかにLEDの方が色鮮やかに明るく発色しているのが写真でもお分かりいただけると思います。これはLEDの光が直線的かつくっきりと力強いという特徴によるものです。「目に飛び込む鮮やかさ」という看板にとって最も重要な要素を効果的に実現できるのがLEDなのです。

さて、私たち岡崎巧芸が製作するLED看板を具体的にご紹介しましょう。 LED看板は現在も大変新しい技術の集結であるということです。これがベストという方法を各社が模索しています。例えば右の信号機のように面積一杯に、それこそトンボの目のようにLEDをびっちり並べる手法もあります。この場合は目に痛いほどの輝度を確保できますが、LEDの数量コストの大きさと電力消費の多さという問題は否めません。 また、次の写真のようにポイント的にLEDを使うケースもよくありますし、これも立派な「LED看板」ですが、これを屋外に取り付けて十分な効果が得られないことは言うまでもありません。 これからご紹介差上げる岡崎巧芸の製作するLED看板は、存在感あるアイキャッチのための十分な輝度、造型の美しさ、そしてメンテナンスフリーとも言える十二分な耐久性を兼ね備えた製品です。私達の技術は世界的に見ても有数であろうと自負しています。

具体的に製作工程をご紹介しましょう。 まずはチャンネル(LEDや従来はネオン管が入る枠)の製作です。これは鉄板などで製作しますが、LED看板の場合はこのチャンネルの薄さが一つの特徴になります。 従来のネオン管を使用する場合は最低でも100〜120mmの厚さが構造的に必要でした。岡崎巧芸のLED看板の場合はこのチャンネルの厚みは最薄30mmで製作が可能です。これにより屋外屋内問わず多くの場所にスマートな看板の取り付けが可能になりました。 次はLEDの取り付けです。LEDはチャンネルに配した基盤に等間隔で取り付けます。これらのLEDはチャンネル内部を照らすように配置し、決してLEDのツブを視界に入れるようには取り付けません。この取り付け方法こそが岡崎巧芸独自の美しい発光の秘密でもあります。また従来は最低でもタバコの箱程度の大きさが必要だった調光コントローラーも親指大程度の小型ユニットを開発しチャンネル内などに納めることに成功しています。

LEDを敷き詰めたチャンネルは次の工程として「エポキシ樹脂」を流し込み密封します。写真(感動)は第一工程の樹脂を流し込んだ状態です。この樹脂はLEDの光を均一に拡散させると同時に、LEDを接続した配線や基盤の腐食や構造的な脆弱さをカバーする役目を持ちます。これはLEDそのものが半永久的とも言えるほど切れないことにより初めてできた手法です。電球のメンテ代や電気代のランニングコスト削減だけではなく、耐用年数をも長く、ということをテーマにした工法とお考え下さい。

前記のエポキシ樹脂は専用の樹脂炉を使用しなければ固めることが出来ません。岡崎巧芸では国内最大級の1500mmクラスのチャンネルに樹脂加工を施せる専用樹脂炉を始めとした複数の樹脂炉と専用室を工場内に備え、業界でも逸早くLED+エポキシ樹脂の工法を確立しました。またこれらの技術は完全に社内で消化でき外注作業を一切必要としないため、柔軟かつ迅速、そして割安な製作が可能になりました。 前記の光拡散エポキシ樹脂は2日間を乾燥に要します。

その後に写真(造型)のように表面のエポキシ樹脂を流し込みます。写真は赤く着色した樹脂で加工を施した例です。この場合は LEDの色は白、もしくは赤の1色になる訳です。LEDが各色に変化するような設定の場合は表面は乳白色になります。どちらも、チャンネルに流した樹脂そのものが表面になるため、従来のネオンや蛍光灯看板のようなアクリル板などの表面板は存在しなくなります。このため表面板を押えるフチも必要なくなり、文字そのものが光を発するような独特の造型が可能になりました。

文章では伝わり難いかもしれませんが、私たち岡崎巧芸がここで紹介したかったことは、決して私達の技術自慢ではありません。私達が開拓してきた技術は、どうやって美しく目立たせるか、そして丈夫で長く愛される看板をどうやって作るか、という試行錯誤の集約なのです。

 バックライト式LED看板の例
 ネオンとLEDの比較
 LED信号機
 ポイント的にLEDを使用した例
 最初にエポキシを流し込む工程
 国内最大級の樹脂炉
 最後にエポキシを流し込む工程
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